CULTURE

2025.3.10

恋愛相談が得意ではない

少し前に、恋愛に悩む友人の話を聞く機会があった。

人間は本能的に恋愛が好きなところがある。
けれども、自分に合った恋人を選ぶことは、確率と運が必要だなぁと。

そのためには、何が必要なんだろうか。

友人向けにまとめた娯楽的記事です。

1.恋愛関係の前に、人間関係。

日本のテレビドラマや映画を見ていると、突然に恋愛が始まり、人間としての成長とか、自然なコミュニケーションをとる関係性がすっぽり抜けた、突然すぎる恋愛開始の描写がなされていることが目につく。

テレビには尺があるから仕方ないけれど、現実の人間関係で、「恋愛関係」を中心とした人間関係を誰かと築くことって、いろいろなことを見落としやすいと思う。

恋に生きている自負のある方を除き、多くの人は、家族や友人がいたり、仕事や趣味があり、好きなお店だとかよくいるコミュニティがある。
恋愛という線引きの外側には、たくさんのその人を形作る要素がある。

それらを無視した恋愛関係というものは、だいたい何かがおかしい。
おかしいものは、大抵は長く続かないもの。
いずれ自然に壊れていくのではないのだろうか。

2.人間関係は、相手のために築こう。

自分にいかに何をもたらしてくれるのか、自分にとっての理想的条件ばかりを並べると、自分の都合で相手との付き合いを求める人間になってしまう気がする。
それって人として、なんか悲しいよね。

魅力的な人というものは、沢山の人を包摂した答えを出している人であり、べたべたと特定の誰かを最優先させるような人ではないんじゃないだろうか。

3.自分が幸せでないときに、恋愛しない方がいい。

満たされていないときに恋愛をすると、人間は自分のぽっかり空いた穴を、相手から流れてくるもので満たそうとしてしまう生き物。

そうなると、満たされていない感覚を補うための相手を求めがちになって、なんだか色々とズレてくる。
自分のために相手の存在を都合よく解釈し始めることすら、よくある話。
まずは、自分のことをよく見て、自分に幸せを感じさせることの方が先。

子供の頃は仕方がないものとして、大人である以上は、自身が恋愛関係を構築できる状況にあるのか確認することは、マナーだと思う。

4.感覚で通じ合えないこと、無理に言葉で埋めようとしない。

大切な相手に、うまく自分の感覚が伝わらないなー、どうしてかなー。という残念感があるとき。

そもそも、恋愛観ではなくて、人間観や当人の生き方、築いてきた価値観のギャップが大きいから、感覚が合わないというケースが考えられる。
精神的な年齢然り、相手が本当に求めている感覚への感度然り。

恋愛は大抵、双方の双方への大きな誤解からスタートしているから、楽しいうち(ドーパミンがどばどば流れる初期反応の時期)には、その感覚のズレを許容できるかもしれない。
大切なのは、脳内現象で得られる楽しい時期が終わった頃の、ズレをどのように埋められるのかという点で。

感覚というものは、実はその時に一致化している二人の座標以上に、大きな文脈での感覚でしか伝わらないもの。

言葉は具体的なものだから、言語化すればするほど、包摂できない感覚が増大する。
人間関係で必要となる感覚の橋渡しを、言葉だけで埋めようとすると、大きくズレていくのはそのためなんだと思う。

つまり、諦めるか、より広く相手をみてあげるのがベターな気がする。

5.「自分」を縁起として見てくれる人を大切に

元AKB48の小嶋陽菜さんが、インタビューでいいことを言っていた。
「恋愛禁止のグループにいることを知っているときに近づいてくる人は、多分、あまりいい人じゃないのかなって。」

それは、その他の状況に置き換えても同じだと思う。
相手の状況と、それを取り巻く環境をよく見ないまま、自分の思いだけでアプローチしてくるような人は、大抵いい人ではない。

それと、アプローチしてくる人の中から選ぶと、それは営業に売られた商品を買うことに似ていて、間違えるもの。

なぜなら営業は、その本人にメリットがあって、自身や自社の利益が前提にわざわざ近づいてきているのであって。
相手の生きている縁起そのものを見て、それに合っている商品を丁寧に届けにくるような人は、貴徳で稀。

その商品以外の選択肢も含めて、提案しにくるような、利他的で視点の広い人でないことには、わざわざその商品を選ぶことはない。

それに、もし仮に利他的な営業であれば、ほっとかれない。
きっと営業ではないポジションとしての風格を感じさせることだろう。
それはもはや営業というラベルで認識される人物ではない気がしている。

たくさんの正論を並べたてましたが、自己責任で楽しめるのであれば、なんでもいいと思います。

Natsumi Goto

デザイナー/アーティスト

自然や日常の中にある「感性の動き」をテーマに、アート制作やデザインコンサルティングを行う。

感性を起点に、個人やブランドの「まだ言語化されていない魅力」を引き出し、コンセプト設計や表現へと落とし込むことを得意とする。

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