COACHING

2025.2.1

北極を見下ろして

ロンドンに到着して2日が経った。
今回はおよそ1か月の滞在予定。

環境を大きく変えるタイミングこそ、基本的な習慣をどれだけ大切にしているかが、重要になることを痛感している。

特に呼吸は、心身に影響を与える。

頭、喉、胸、肚、腰、下半身のすべてに、身体の内側の意識が広がっているかどうか、モニタリングする機会を、普段よりも熱心に取っている。


職業柄、とても大切な日常動作の基本を、環境が変化している過程で続けていくことで、新しい環境(コンフォートゾーン)に馴染むことにポジティブな影響を与えることを自分の身心をモニタリングとしてエビデンスをつくることが楽しい。

イギリスへの着陸前に、北極の上空を通過した。

今まで感じたことのない、どのように認識したらよいのか分からない空気を放っている空間に、とても感動した。


未知の空間に触れる度に、目の前の現実は記憶で成り立っていることを再認識する。


この空間は、間違いなく私が今まで見たことのない場所だった。

知識がない事は認識できないのに、感性を拓いていると、なぜか「知識のない、認識できない情報」を認識できるという不思議が起こる。

丁寧な呼吸で心身を守り、リラックスが深まると、安心して外の情報を認識できるのだろうと思う。


このタイミングで、ちょうど、「不安」の扱い方、マネジメントについての動画が上がっており、助けられた。

初日から、携帯が使えなくなったり、予約していたホテルに直前キャンセルをくらい取り直したホテルがかなり治安の悪い場所だったり、携帯の充電器が壊れたり...。


といった、1人で海外に来ている人間にとっては、情動中枢が発火されやすい種類のトラブルが多数起こっていたので、状況に対して冷静な対応を行えるマインド(脳と心)の状態を維持することに、とても丁寧な意識を向ける機会を作ることができた。


レジリエンスは、ストレスのかかる状況や逆境に直面した際、それを乗り越えて適応していく心理的な回復力や復元力のことだと、動画内で言われていて。


前頭前野を使って脅威信号を無力化して、脅威啓蒙信号の評価を正確に行い、対処行動を冷静に取り、平常心を速やかに取り戻す。

いま起こっている現実に対処する過程で、とても良い実践訓練になった。
このように一時的な「恐れ」を超えると、人は心を開いて物事を楽しめるのものなのだと実感する。

これらを無意識で行えるようにサイクルを作っているのだけれど、心身の動きがまるで変わるから、人間というのは興味深い仕組みで動く存在だなとつくづく。



それから、日本のセミナーに遠隔参加したのだけれど。
地球は繋がっていて、宇宙はその先にあって、どんな場所にいても同じであることが体感できたことは非常に良かった。

良い場を共有するのに、物理的な距離は関係ない。

ロンドンの講義に日本から参加していた時と違って、物理的なコンフォートゾーンはロンドンにあるタイミングだからこそ、進んだ感覚、包摂して次に進むエネルギーが自然に生まれた自覚がある。


さて、次はArtについて、歴史と文化に関して記事を書きたい。
感じるものをこぼさず、ホメオスタシスがゆっくりと抽象化してくれるのを、静かに待ってみよう。

Natsumi Goto

デザイナー/アーティスト

自然や日常の中にある「感性の動き」をテーマに、アート制作やデザインコンサルティングを行う。

感性を起点に、個人やブランドの「まだ言語化されていない魅力」を引き出し、コンセプト設計や表現へと落とし込むことを得意とする。

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